クラウドサービスが台頭するにつれて、厳しい状況に陥るのが、ハードやソフトなどの製品を顧客に供給するビジネスです。卸事業を主要ビジネスに据えるディストリビュータは、今、過渡期を迎え、自社のあるべき姿を模索しています。

　一つの答えとして、彼らが踏み切ったのが、サービスの強化。販社を通じてユーザー企業に充実したサポートを提供したり、ディストリビューションとクラウドサービスを組み合わせて展開したり、さまざまな手法で新しいビジネスモデルを構築しています。

　大塚商会、シネックスインフォテック、ソフトバンクBB、ダイワボウ情報システムの国内四大ディストリビュータを取材し、事業の方向性やビジネス領域の拡大、生き残り策など、キーマンにさまざまな話を聞きました。新しいディストリビュータの姿がみえてきます。（佐相彰彦）

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ディストリビュータのサービス戦略　～クラウド時代にあるべき卸の姿