昨年末の忘年会で、「餃子コンテスト」なるものを催しました。数人でいろいろな具材を入れた焼き餃子をつくり、どれが一番おいしいかを選ぶという、まあ、お遊びです。優勝したのは、ショウガ入りの餃子。決め手になったのは、具というよりも、焼き方にこだわったパリパリの食感でした。
餃子の発祥地、中国では、水餃子が主流だそうです。中国人に聞くと、「日本の焼き餃子もおいしいけれど……」とのことですが、餃子は単なる“食べ物”ではなく“文化”だとする中国の方々の餃子へのこだわりは、半端なものではありません。新年には、餃子で商売運を招くと聞きます。
中国では、大晦日に家族揃って餃子を食べる習慣があります。昔の「元宝」という馬蹄形をした金銀をまねた餃子をつくり、「金銀がいっぱい入ってくるように」と願います。また、具に金銭を入れて、食べるときに金銭が入った餃子に当たった人は商売運が訪れるといった運試しもあるそうです。
中国でビジネスを展開する日本のITベンダーは、中国で売り込む商材に関して、この餃子から学んではいかがでしょう。日本でおいしく食べている焼き餃子は、中国では売れません。提案する製品やサービスは、中国市場のニーズに合わせたかたちで展開する必要があります。「水餃子型商材」を提案すれば、今年は注文が引きも切らない……なんてことになるかもしれません。(ゼンフ ミシャ)
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<中国・ASEANで儲ける――現地でヒットする商材・ダメな商材>第12回 元建て比率を倍増へメールマガジン「Daily BCN Bizline 2014.1.8」より