国内液晶ディスプレイ市場の成熟がいわれてから、長い月日が経過しています。シェアを拡大するためには他社のパイを奪わなければならず、メーカーのなかには、安売りで自社製品への乗換えを促す例も出てきています。価格競争の結果、販売台数は増えても収益が伸び悩んでいる例もあります。
このような液晶ディスプレイ市場の状況を打破するために、EIZOは、「ColorEdge」シリーズを主軸に、デザイナーや放送などのプロフェッショナルに売り込んで、着実に需要を掘り起こしています。「ColorEdge」は他社製品と比べると高価ですが、色を忠実に再現するというプロの要求に応えて、ユーザー企業が増えています。
プロフェッショナル・ユーザーに品質を認めてもらうことで、ビジネスを軌道に乗せる。薄利多売のビジネスを、収益性の高いビジネスへと変えたEIZOの戦略を取材しました。(佐相彰彦)
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EIZO プロ向け液晶モニタを拡販 差異化で2ケタ成長を狙うメールマガジン「Daily BCN Bizline 2014.7.23」より