キヤノン電子グループのキヤノンエスキースシステムは、名刺管理クラウドサービス「アルテマブルー」の機能を拡張し、CRM(顧客情報管理)製品「Microsoft Dynamics CRM」との連携を実現しました。
このキヤノンエスキースの動きは、名刺管理クラウドサービスでライバルのSansanが、同じくCRMの「Salesforce」と連携しているのに対抗して打ち出したようです。一方で、ベンチャー企業のSansanにとっても、大資本のキヤノン電子グループは相当な脅威のはず。
名刺は、扱いの軽重に多少の差はあるものの、基本的に世界のどこへ行っても普遍的に使われているものです。また、名刺管理クラウドで世界的なシェアを獲ってしまえば、多くのソーシャルメディアやCRMなどと同様、それを覆すのは容易ではありません。つまり、最終的には世界でトップシェアを取るかどうかで勝負が決まる。
お互い手強いライバル同士、けん制しあいながら、よりよいサービスをつくりだして、世界トップに上り詰めてほしいものです。(安藤章司)
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キヤノンエスキースシステム、名刺管理サービスとDynamics CRMとの連携オプションサービスを投入メールマガジン「Daily BCN Bizline 2014.10.16」より