もともと腕時計をする習慣がなかったのに、新し物好きが高じて、先日発売されたApple Watchを購入。今のところ毎日装着して使っています。1時間ずっと座ったままでいると、健康のためにちょっと立ち上がって体を動かすよう促す機能が搭載されているのですが、これがなかなか正確。座ったままでも、キーボードを打ったり頭をかいたりと手首はかなり動かしているはずなのですが、その動きを椅子から立ち上がる動作と誤検知することなく、1時間後には、ちゃんと立ち上がりを促してくれるので驚いています。
これまでモバイル機器は、会社で作成した書類を外で見たり、クラウドの情報を手元に引き出したりといった使われ方が主でした。スマートウォッチも、スマートフォン本体をポケットから取り出さなくても通知を受け取れることがメインの機能と考えられていたように思います。しかし、Apple Watchを実際に使ってみると、ユーザーの行動をデータ化して、クラウド側へアップロードするという、逆方向の流れのほうがむしろメインになりそうだというところが、実感できました。Apple WatchにつながるのはiPhoneだけですが、ウェアラブル/IoT機器からどうやって情報を吸い上げるかにも、注目していきたいと思います。(日高彰)
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ITで ぷらっとホームの「OpenBlocks IoT BX1」がNSWの「Toami」との接続に対応メールマガジン「Daily BCN Bizline 2015.4.30」より