「Apple Pay」「Android Pay」「Alipay(支付宝)」が、スマホ系の世界“三大ペイ”といわれています。これまで非現金決済の主流といえば歴史のあるクレジットカードでしたが、スマホの普及で「決済システムを巡るビジネスは大きな変化が起こる」と、決済サービスに強いSIer幹部は話していました。
とくに成長国では、クレジットカードの与信審査の壁は高いようで、気軽に使えるスマホ決済は重宝されているとのこと。ご存じ中国では、「Alipayがなければ生活に支障をきたす」といわれているほどです。
実は国内でも、今後、リタイヤした高齢者が増えるにつれて、クレジットカードのユーザーは漸減していくとみられています。三大ペイが、クレジットカードに代わる決済サービスとして普及することで、バックエンドで必要となる決済システムの更改需要が、国内外で増えることが期待されています。(安藤章司)
【記事はこちら】
中国モバイル決済事情 現金を置かない店舗が出現 「支付宝」「微信支付」などの普及で小売業が変貌 メールマガジン「Daily BCN Bizline 2016.12.22」より