10月に始まるインボイス制度について、議論が起こっています。個人事業主やフリーランスなどを中心に反対の声が上がっているほか、国会でも論戦が繰り広げられています。ITベンダーは、制度がどうなるのかと気をもんでいる状況です。

　制度に対して賛否が分かれる中、対応を進めている企業もあります。ピー・シー・エー（PCA）が従業員数50人～500人の企業の経理、営業事務担当者317人を対象に実施した実態調査によると、63.7％がインボイス制度の事業者番号の登録を「すでに行っている」と回答しました。

　企業にとっては、制度への対応で負担が増えるのは事実でしょう。一方、制度によってIT活用が進むとの見方もあり、PCAは調査結果について「制度対応するだけでなく、クラウドサービスをはじめとしたITツールを活用し、業務のデジタル化、DX推進を図りたいという意向がうかがえる」としています。（齋藤秀平）

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PCAが中小企業のインボイス制度に関して調査、事業者番号の登録「すでに行っている」が63.7％に