スイスに本社を置くAcronis（アクロニス）は、バックアップベンダーとしてスタートしました。現在は脅威検知などのセキュリティ機能のほか、パッチ適用や運用自動化といった端末管理機能などを追加し、顧客のITインフラ運用を包括的に支援するベンダーへと進化しています。

　週刊BCNの取材に応じた同社の創業者、サージ・ベル・チーフコンストラクターは「当社の製品は、ITインフラがきちんと動き、運用可能なものであることを担保するソリューションへと変わっている」と説明。一方で「バックアップ単体の製品は販売していない」と話しました。

　現在の売り上げの約75％は、ユーザー企業のIT運用を請け負うマネージドサービスプロバイダー（MSP）経由とのこと。収益性や付加価値を高められる製品として、MSPから高い評価を得ていることが強みになっているようです。（大畑直悠）

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スイスAcronis、MSP経由の売り上げが75％に 脅威対応に必要な機能を包括的に提供