リコーはブロンズからプラチナまで4段階の「プロセスDX人材」のスキル認定制度を社内で設けています。プロセス改革が必要なすべての部門を対象に認定の取得を推奨し、2025年度までに、認定制度の下から2番目のシルバー認定者の割合を40％程度に高めることを目指しています。

　プロセス改革を進める背景には、新しいデジタル技術が次々と登場し、技術の世代交代が進んでいることが挙げられます。例えばローコード開発ツールの「Microsoft Power Apps」や、UiPathのRPAツールなどを駆使して、現場主導で生産性を高める仕組みづくりが目につきます。

　今後も新しい技術やツールを積極的に取り込み、従業員が自発的にプロセス改革を実践できるよう役立てていくとともに、プロセスDX人材の層を厚くすることで、全社的なプロセス改革に弾みをつける方針です。（安藤章司）

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リコー、従業員主体でプロセス改革を実践 ノウハウを外販や組織再編に役立てる