NEC(遠藤信博社長)と富士通(山本正已社長)は、クラウドやビッグデータを中心とする次世代ICT(情報通信技術)の新しい提案先として、情報システム以外の部門を攻めようとしている。予算が潤沢なマーケティング部門や開発部門に、ICTをビジネス成長につながるツールとして訴求し、案件の獲得を狙う。日本を含めて、先進国ではユーザー企業のIT予算の大きな伸びが期待できない状況にあり、ITベンダーは新しい提案先の開拓に必死だ。先駆けて動き出したIBMやオラクルなど外資系に加え、ここにきて大手国産ベンダーも取り組みを加速している。NECは、全社規模で営業とシステムエンジニア(SE)の部隊を統合。一方、富士通は営業・SEを分割するかたちで、営業リソースの増強を決めた。(ゼンフ ミシャ)