週刊BCN特別連載企画
「パートナーと伴奏し、新たな価値を共創するネットワールド」

連載第1回 トップに聞くビジネス戦略とパートナー支援

× こちらから>>

連載第2回 オンプレミスの知見を生かした「クラウド移行の最適解」

× こちらから>>

連載第3回 複雑なセキュリティに対し充実したサポートと検証環境を用意、今後はAI保護に注力

× こちらから>>

連載第4回 AIビジネスの立ち上げを支援 企業独自のデータを取り込み課題を解決

× こちらから>>

Special Feature

AWSを使った内製化支援ビジネス 開発高速化やAI活用に向け需要高まる

2025/10/30 09:00

週刊BCN 2025年10月27日vol.2080掲載

 事業環境が目まぐるしく変化する中、ビジネス価値を創出するため、システムを内製化したいというニーズが高まっている。サービスをいち早くリリースするための開発の高速化が求められているほか、開発にAIを取り入れたいという機運も高まっている。アマゾン・ウェブ・サービス・ジャパン(AWSジャパン)は、ユーザー企業が開発を体験し内製化に踏み出せるようチャレンジする場を設定。パートナー企業は、AWSを基盤とした内製化支援ビジネスで成長を目指している。
(取材・文/堀 茜)
 

アマゾン・ウェブ・サービス・ジャパン
ユーザー企業対象の「道場」内製化に踏み出す第一歩に

 AWSジャパンは、ユーザー企業を対象にしたハッカソン型の内製化支援プログラム「ANGEL Dojo」を開催している。Amazon Web Services(AWS)を活用してモダンなアプリケーション開発を体験する試みで、3カ月間で企画から設計・開発までを行う。期間中、AWSジャパンと、同社から内製化支援推進パートナーの認定を受けたパートナー企業が伴走し、開発を支援する取り組みだ。参加は無料で、ユーザー企業の内製化のスタートを支援する。

 6回目となる2025年は7月から10月にかけて開催し、ユーザー企業8社が参加。キックオフでは、AWSの開発の考え方である「Working Backwards」について参加者に講義した。開発に使うテクノロジーや社内の事情を起点にするのではなく、顧客が本当に求めている価値は何かを出発点とすることが重要であると説明。その実現のために(1)サービスがリリースされたと仮定して顧客向けに発表するプレスリリースを作成(2)顧客からの想定される問い合わせと回答をFAQとして事前に用意(3)開発の方向性を明確にするため顧客がサービスを使う具体的なシナリオや顧客体験を可視化(4)サービスの画面イメージや操作フローを作成―の四つの作業から企画立案をスタートした。キックオフで常務執行役員の巨勢泰宏・技術統括本部長は、参加企業に対し「誰のための何の体験を高めるためのアプリケーションなのかを考えて開発してほしい」と呼び掛けた。
 
AWSジャパンの巨勢泰宏・常務(右)と相澤恵奏・本部長
この記事の続き >>
  • 生成AIによる自動化で開発のハードル下がる
  • 富士ソフト 「BizDevOps」を推進 顧客と同じ目線で課題を解決
  • ベンジャミン AI活用を技術面で支援 人材育成にもフォーカス

続きは「週刊BCN+会員」のみ
ご覧になれます。

(登録無料:所要時間1分程度)

新規会員登録はこちら(登録無料)

会員特典

週刊BCNについて詳しく見る
  1. 注目のキーパーソンへのインタビューや市場を深掘りした解説・特集など毎週更新される会員限定記事が読み放題!
  2. メールマガジンを毎日配信(土日祝をのぞく)
  3. イベント・セミナー情報の告知が可能(登録および更新)
    SIerをはじめ、ITベンダーが読者の多くを占める「週刊BCN+」が集客をサポートします。
  4. 企業向けIT製品の導入事例情報の詳細PDFデータを何件でもダウンロードし放題!…etc…
  • 1

関連記事

野村総合研究所と米AWSが生成AI分野で提携

AWSジャパン、「AWS Security Hub」をアップデート セキュリティー運用を効率化

AWSジャパン、中堅・中小企業で生成AI実用化を加速 地方パートナーを営業トレーニングで支援

AWSジャパン、生成AIや人材育成など4領域に注力 パートナーの技術認定を強化

AWSジャパン、「生成AI実用化推進プログラム」で新コース パートナーと共同で戦略策定を支援

外部リンク

アマゾンウェブサービスジャパン=https://aws.amazon.com/jp/

富士ソフト=https://www.fsi.co.jp/index.html