Windows Server 2016のEOS(延長サポート終了)まで、1年を切った。同サーバーのユーザーは新たな環境への移行準備を速やかに進める必要がある。その際には単なる現状維持ではなく、最新デジタル環境をどのように自社ビジネスの発展に生かしていくかを熟慮し、今後を見据えたITインフラ進化の道筋を検討しておきたい。移行にあたって企業ユーザーはどのような視点を持ち、それをサポートする販売店はどう支援するべきか。最新Windows Server 2025を搭載し、Azure連携に最適化されたHCI(ハイパーコンバージドインフラ)を共同展開するレノボ・エンタープライズ・ソリューションズ(以下、レノボ)と日本マイクロソフトそれぞれのキーパーソンたちが、移行にあたってのポイントを語り合った。
国内に約25万台が稼働。ユーザーは速やかに移行ロードマップの策定を
―― Windows Server 2016のEOSが2027年1月12日に終了します。これから対応が慌ただしくなると予測されますが、国内で搭載サーバーの残存状況など現在の市場環境について教えてください。
早川(レノボ) 日本マイクロソフトがMM総研に依頼した調査によると、オンプレミスおよび仮想化基盤上で稼働しているWindows Server 2016は昨年末時点で国内に約25万台あり、今後移行が進んでも、来年1月時点では8万台ほどが残るだろうと予測されています。こういった状況を踏まえ、ハードウェアメーカーである我々も、お客様に対して新たな環境に移行する必要性を周知徹底しているところです。
レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ
インフラストラクチャー・ソリューションズ・グループ
早川哲郎
Japan ISG CTO
高添(日本マイクロソフト) クラウドとオンプレミスの両方を見ている立場から感じるのは、お客様のIT選択の多様化が進んでいることです。Windows Server 2012のEOS時はIT資産をクラウドに移すことの優先順位が高かったのですが、今では「これはオンプレに残す。これはクラウド化する」と、棲み分けが進んできているのでしょう。
早川(レノボ) 早急にお客様に着手して欲しいのは、社内でWindows Server 2016がどれだけ残っているのかを調べ、それを仕分けしていくことです。新しいハードウェアへ移行するだけでなく、Azureのようなクラウドサービスへの移行や、インフラを仮想化してまとめていくことも選択肢として出てくるでしょうし、同等の条件(Apples-to-Apples)で非Windows環境を検討するパターンもあるでしょう。それぞれのサーバーがどういう業務で動いているのかによって最適な移行先は変わるので、方針を決めていただければ我々もそれに沿って最適な移行アプローチを提案できます。
高添(日本マイクロソフト) Windows Server 2025は、EOSに伴うワークロードの移行先として有効であるだけでなく、適材適所のハイブリッドクラウド活用に適していることも重要なポイントです。クラウドサービスとオンプレを併用していると運用面での連携がとれなくなるケースが少なくありません。しかしそれも、サーバーOSをアップデートしてAzure Localの管理機能を活用すれば、それらをクラウド上で一元管理できるようになります。
Windows Server 2016のEOS(延長サポート終了)まで、1年を切った。同サーバーのユーザーは新たな環境への移行準備を速やかに進める必要がある。その際には単なる現状維持ではなく、最新デジタル環境をどのように自社ビジネスの発展に生かしていくかを熟慮し、今後を見据えたITインフラ進化の道筋を検討しておきたい。移行にあたって企業ユーザーはどのような視点を持ち、それをサポートする販売店はどう支援するべきか。最新Windows Server 2025を搭載し、Azure連携に最適化されたHCI(ハイパーコンバージドインフラ)を共同展開するレノボ・エンタープライズ・ソリューションズ(以下、レノボ)と日本マイクロソフトそれぞれのキーパーソンたちが、移行にあたってのポイントを語り合った。