米NetAppは、4月9日、カナダのストレージソフトウェアメーカーであるBycast社を買収することで両社が正式に合意したと発表した。

 Bycastは、世界各地に分散保存されているペタバイト規模の画像や映像などを管理するソフトを開発しているメーカーで、大企業やサービスプロバイダなどを対象に、ワールドワイドで250社以上のユーザー企業として獲得している。

 米ネットアップはBycast買収で、オブジェクトベースのストレージソフトウェア製品をラインアップに追加し、デジタルメディアやWeb2.0、ヘルスケア、クラウドサービス事業者などへのサービスを強化。世界各地のデータセンターをユーザー対象としてユニファイドストレージ市場でシェア拡大を図る。

 オブジェクトベースのストレージは、リッチなメタデータに基づいてデータの保存やアクセスを行うなどの新しいアプローチで、大規模なストレージの管理作業を軽減する製品として注目を集めている。

 Bycastの買収は、2010年5月に完了する見込み。買収が完了すれば、ワールドワイドのストレージ市場がさらに競争激化の様相を呈しそうだ。