新日鉄ソリューションズ(NSSOL、北川三雄社長)と日本オラクル(遠藤隆雄社長)は、日本オラクルのインメモリ・データベース製品「Oracle In-Memory Database Cache 11g」を、楽天トラベルが活用し、同社の旅行総合サイト「楽天トラベル」が提供するサービスを高速化したと発表した。

 楽天トラベルは、2009年に日本オラクルのインメモリDB技術を活用した高速化プロジェクトを開始した。NSSOLが設計・構築を担当し、日本オラクルの技術者の協力のもと、日本オラクルのDB製品「Oracle Database 11g」のインメモリDB技術による高速化オプション製品「Oracle In-Memory Database Cache 11g」を採用した。

 2010年2月には、「Oracle In-Memory Database Cache 11g」を構成するインメモリDB「Oracle TimesTen In-Memory Database 」に、既存のDBシステムから一部のデータをキャッシュすることで、検索処理時間の半減(従来比)に成功。従来ばらつきのあったレスポンスタイムを均一化することもできたという。加えて、「Oracle In-Memory Database Cache 11g」は「Oracle Database 11g」に統合化しており、アプリケーションの大幅な改修を伴わずに稼働開始が可能となった。

 楽天トラベルは、1996年の事業開始以来、ビジネス拡大にあわせ総合旅行サイトを支えるシステム基盤の増強を重ねてきた。2004年に、「Oracle Real Application Clusters」を採用し、それ以降もノードを追加しながらシステムを拡張。2008年12月には、DBを「Oracle Database 11g」にバージョンアップし、10ノードの「Oracle Real Application Clusters」構成でシステムが稼働している。

 楽天トラベルは、国内外あわせて約7万軒を超える宿泊施設を登録する国内最大級の旅行総合サイト。国内の宿泊予約をはじめ、宿泊施設と航空券がセットになった旅行予約や高速バス予約、レンタカー、海外旅行向けのサービスなどを展開している。近年は、ペット専用ホテルの予約やケータイ版楽天トラベルなどのほか、中国語・韓国語・英語でも情報を提供。2010年2月には、月間252万泊を上回る予約を獲得したという。