【シンガポール発】ワールドワイドのネットワーク関連メーカーが、ネットワーク関連業界の現状や今後の展望などをアピールするイベント「NetEvents」が、5月20-21日の日程で開催される。その前日、通信事業者など各国のサービスプロバイダ(SP)が一同に介してネットワーク関連メーカーなどに提言するサミットが行われ、インドの大手通信事業者であるタタ・コミュニケーションズが、自社の優位性をアピールした。

 タタ・コミュニケーションズは、通信回線「グローバル・ミーティング・エクスチェンジ」を介して、テレプレゼンス会議サービスを提供している。このサービスは、シスコシステムズがもつ関連製品をタタ・コミュニケーションズがサービス化するという、ネットワーク関連機器メーカーとSPとの戦略的な協業で実現したクラウド・サービスになる。

 サービスメニューとして、企業内に機器を構築してサービスが利用できる「プライベート・ルーム」、ホテルなど施設でビジネスマンが利用できる「パブリック・ルーム」を揃える。一番の売りは、「プライベート・ルーム」を導入した企業が「バプリック・ルーム」にアクセスすることで、いつでも、どこでも会議や打ち合わせができることだ。

 スニル・ジョシ・プレジデントは、「市場には変革が起きている。クラウド・サービスは、“パブリック”と“プライベート”のコラボレーションが重要になる」と、サービスの拡大に自信をみせ、同社のサービスがクラウド・サービスが主流になるためのポイントであることを示唆した。

 急成長を遂げるインドの大手通信事業者が、ネットワーク業界で確固たる地位を築くメーカーと戦略的に協業して、クラウド時代を見据えたサービスを商品化。そのサービスが、パブリックとプライベートのコラボレーションで成果をもたらしている――。通信事業者が回線を武器にクラウド時代の主導権を握る可能性を含め、注目が集まりそうだ。

クラウド時代を迎え、自社の優位性を語るスニル・ジョシ・プレジデント