現在、日本から中国に進出する企業数は約2万3000社。このうち「大手企業は日系のSIerがしっかりサポートしているが、SMBの場合はコスト面でそうはいかない」(ミツイワの村上雅英・執行役員中国ビジネス室長)と、中国でのSMBへの支援を柱に据える。具体的には、中国政府とのコーディネートや都市・場所の選定、申請・手続・登記、システム設計・開発など、トータルに支援する。
とくに「中国に進出する日系企業の情報システム担当は、日本語ができる常駐者を求めている」(三岩貿易有限公司の林堅・副総経理)と、人材派遣・教育など、不足しがちな現地スタッフ関連の支援まで行うのが特徴だ。林・副総経理が代表を務める中国ローカルベンダーのリンクウェー情報システムが、全体のサポートを手がける。(谷畑良胤)