2006年に日立製作所がリリースしたERP(統合基幹業務システム)「GEMPLANET Ver.2」。1997年発売の前バージョンから数えると、累計1800社の導入実績をもつ。これまでは直販がメインだったが、現在はパートナー販売に軸足を移しつつある。竹山雄一・エンタープライズパッケージソリューション本部GEMPLANETソリューション部部長に、販売戦略を聞いた。(信澤健太)

――「GEMPLANET Ver.2」の販売戦略は。

 2006年に販売を開始した時は、間接販売を中心に据えた。しかし、伸び悩んだうえに、リーマン・ショックで厳しさも増した。そこで、08年後半から09年にかけては直販を強化して、投資意欲のある企業を重点的に攻めていくことにした。2010年は、再度パートナー販売の強化に着手している。

 現在は、シェアが課題。ただ、実は「GEMPLANET Ver.2」はシェアードサービスの利用が非常に多い。純粋な導入企業数とは、少し数え方が違い、実質的にはもう少しシェアは高いと思っている。

――具体的には、どのようにパートナービジネスを伸ばしていくのか。

 現在、パートナーとしてエントリーしているのは20社程度。日立ソリューションズと日立情報システムズ、日立電子サービスの3社が主要パートナーだ。直販が6割で再販が4割だが、10年度はこれを逆にしたいと思っている。

 基本的にはパートナーの数を増やしていく方針だ。例えば、シェアードサービスの利用が多い「GEMPLANET Ver.2」は、その仕掛けをユーザーが外販するケースがいくつか出てきている。そんな商売ができるようなライセンス体系を提供している。

――クラウドについては。

 「GEMPLANET Ver.2」の会計システムの一部に関して、機能を分離するかたちで、特定分野のアプリケーションをSaaS化する準備を進めている。例えば、固定資産管理などがこれにあたる。

竹山雄一・エンタープライズパッケージソリューション本部GEMPLANETソリューション部部長