NTTソフトウェア(NTTソフト、伊土誠一社長)は、都内で「NTT SOFT Solution Fair 2010」を開催した。OSS(オープンソースソフト)を活用した仮想サーバー管理システムや、NGNを活用したテレビ電話システム、スマートフォンなどで使われているAndroid OSベースの機器の遠隔操作など、同社が得意とする基盤システムや通信、モバイル関連の展示に来場者の関心が集まった。

 仮想サーバー管理システムでは、OSSベースの仮想化ソフトKVM向けに、Linuxディストリビュータのレッドハットが開発した運用管理システムに、NTTソフト独自のインターフェース「vHut(ブイハット)」を付加。標準機能では、仮想サーバー単位で管理する手法だが、NTTソフトが開発した運用機能を付け加えることで、「アプリケーションも含めたシステム全体の管理が、ビジュアル的なユーザーインターフェースで容易に操作できる」(薄井孝幸・基盤システム事業ユニットエンジニア)という。現在、社内で試験的に活用している段階で、2011年4月以降の本格的な販売を目指す。

仮想化ソフトKVM向け運用管理システムの画面イメージ(開発中製品)

 Android OSベースの機器の遠隔操作では、例えば保守サポート用のコールセンターからAndroid OSを活用したスマートフォンを遠隔で操作することなどを想定している。スマートフォンは操作が複雑化しており、「パソコンをはじめとしたIT機器のサポート同様、遠隔操作への需要が高まる」(玉木造・サイバーコミュニケーション事業ユニット主幹エンジニア)と判断した。Androidは、携帯電話だけでなく、テレビなどの家電や情報端末への搭載が広がることが見込まれ、この分野での遠隔保守市場の拡大が期待されている。

来場客で賑わう「NTT SOFT Solution Fair 2010」会場

 遠隔操作では、韓国有力ソフト開発ベンダーのアールサポート(RSUPPORT)と協業している。ほかにもNGNを使った高画質なテレビ会議システムなど、通信や基盤システム、モバイルなど、NTTソフトの強みを生かしたソリューション開発に力を入れる。