IDC Japan(竹内正人代表)は、6月14日、国内テープストレージ市場の2010年の実績と2015年までの予測を発表した。

 IDCによると、テープドライブとテープオートメーションを合わせた10年の国内テープストレージ売上額は、前年比15.5%減の243億3000万円だった。09年に比べると、前年からの減少幅は緩和されたものの、2ケタ減少は続いている。

 10年の国内テープストレージ市場は、主にサーバーに装着して出荷する単体テープドライブ需要の落ち込みが大きく、売上額は前年比24.2%減の70億9500万円、出荷台数は24.0%減の4万4020台と大幅な減少を記録した。

 一方、10年の国内テープオートメーション売上額は、前年比11.3%減の172億3500万円で、出荷台数は3.3%減の1万1411台となった。

 IDCは、2010~2015年の国内テープストレージ売上額の年平均成長率をマイナス5.1%と予測。東日本大震災や電力供給不足などが企業の業績を圧迫する影響で、11年は再び企業のIT支出が抑制される可能性が濃厚となり、11年のテープストレージ市場にも影響を及ぼすとしている。

 また、12年は11年の落ち込みの反動もあり、需要回復に向かうと考えられるが、13年以降はディスクバックアップが進展する影響を受け、再び減少トレンドに入るとみている。(ゼンフ ミシャ)

国内テープストレージ内市場の予測、2008~2015年(出展:IDC Japan)