日立システムズ(高橋直也社長)は、10月21日、SaaS型の統合監視サービス「App Bridge Monitor」の機能を強化し、パブリッククラウドプラットフォーム「Windows Azure Platform」のデータベース「SQL Azure」に対する監視サービスを開始した。

 日立システムズは、主力事業のクラウドサービスの強化・拡大に向け、セキュリティが確保された環境でパブリッククラウドのメリットを享受できる「Virtual Private Cloud」事業を立ち上げ、サービス体制とメニューの強化を進めている。また、グローバルに対応した企業向けパブリッククラウドプラットフォーム「Windows Azure Platform」への対応を進めており、自社での運用やデータセンター、パブリッククラウドなど、混在したサーバー環境の運用を支援するSaaS型の統合監視サービス「App Bridge Monitor」にも、4月の発売当初から「Windows Azure」の監視機能を盛り込んでいる。

 今回、クラウドサービス強化・拡大の一環として「App Bridge Monitor」の機能を強化し、「Windows Azure Platform」のクラウド型データベースである「SQL Azure」への監視機能を追加した。監視は、障害の検知に加え、データベースの容量・応答時間に対しても行う。これによって、ユーザーは「Windows Azure Platform」上で稼働している「Windows Azure」上のサーバーと「SQL Azure」データベースの稼働状況を一元的に監視することができ、ITリソースの推移を同一基準で確認することができる。

 また、「Windows Azure Platform」は、すでに国内外のeコマースサイトなどでの活用が進んでいる。これらのサイトに「App Bridge Monitor」を適用することで、ウェブアプリケーションからデータベースまでの包括的な監視と、リソース使用状況の把握を実現し、サイトの信頼性を向上させることができる。さらに、「SQL Azure」監視のセットアップサービスを合わせて提供するので、ユーザーが新規ビジネスを展開する際に迅速なシステム監視を実現する。

 日立システムズは、今後、ミドルウェアサービスのブランド「App Bridge」のラインアップ強化を図り、オンプレミス、クラウド間の連携ができる分散バッチ環境「App Bridge Executor」などのサービスを順次開始する。同社は、日立グループのクラウドソリューション体系「Harmonious Cloud」の一つとしてSaaS型統合監視サービス「App Bridge Monitor」を拡販し、3年間で100社以上への提供を計画している。