富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(富士通SSL、花岡和彦社長)は、11月1日、仮想化技術を活用してストレージ間のファイルデータの移行を効率的に実現する「ファイル移行サービス」を発売した。

 「ファイル移行サービス」は、F5ネットワークス製のストレージ仮想化製品「ARX」の一部の機能を利用し、顧客は専用設備を所有せずに低コストで効率的にファイルデータを移行できる。同社が保有する機器を移行期間のみ顧客に提供することで、初期投資を抑制。手作業での移行に比べ、20分の1以下のコストに抑えることができる。

 移行期間中は、一時的に顧客のストレージ設備を仮想化して新旧のストレージを同時に運用しながら実行するので、システムを停止せずに移行中のファイルも通常通り使用できる。また、同社が保有するストレージ仮想化製品「ARX」はマルチベンダー対応なので、顧客のストレージ設備に依存せず、オンプレミスやクラウドなどの環境で利用できる。さらに、あらかじめ設定したスケジュールに沿ってファイル移行を自動実行することで、システム管理者の運用コストを大幅に削減することができる。

 価格は、10TBのファイルデータ移行を行うケースで630万円で、ストレージ仮想化製品レンタル、導入SE作業を含む。富士通SSLでは、2年間で10ユーザーへの販売を目標にしている。