NEC(遠藤信博社長)は、11月10日、NEC製品・サービスの総合展示イベント「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2011」でのセミナーで、夏に行った自社の節電対策と、ユーザー企業に提供するエコ関連のソリューションを紹介した。

 「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO」は、同社の製品・サービスを一挙に紹介する年次イベント。各製品・サービスの展示ほか、遠藤社長や外部の有識者を招いた講演、NECやパートナー企業の担当者によるセミナーで、NECの社会貢献活動や製品・サービスの特徴を訴える場になっている。

 初日の10日、約40講座用意したセミナーのなかの一つ、「『まるごとエコ』によるオフィス、データセンターのエネルギー対策」では、NECが今夏に行った節電対策とエコに関連するソリューションを紹介した。

 プレゼンターを務めた野曽原誉枝プラットフォームマーケティング戦略本部(REAL IT COOL推進センター)マネージャーは、まず自社の節電対策の取り組みを説明。NECは節電施策を「平常節電」「夏期節減強化」「緊急停止」の三つに区分けしたうえで、アクションプランをそれぞれで作成し、合計八つの施策を推進したという。

野曽原誉枝プラットフォームマーケティング戦略本部(REAL IT COOL 推進センター)マネージャー

 例えば平常節電では、各IT・OA機器の消費電力の可視化や省エネ性能にすぐれたIT機器の導入などで、オフィス、工場、データセンター(DC)のそれぞれで、夏以降も継続している節電対策を紹介した。

 一方、7~9月には、ガスエネルギーの活用や一般空調の停止などを実施。また、電力不足が深刻化したときの緊急対応として、生産設備の一時停止やDCの発電機運転計画などを策定したという。これらの対策の結果、7月1日~9月9日の期間、東京電力管内の22拠点で、「最大電力を前年比で27%削減することに成功した」(野曽原マネージャー)という。

 自社の節電対策を説明した後は、「まるごとエコ」と題して、NECの節電・環境対策ソリューションを一挙に紹介した。「見える化(使用・削減電力の可視化)」「減らす(消費電力が多い機器を減らし、最新の省エネ機器を導入する)」「移す(仕事場所を移す・IT機器を移す)」という三つのコンセプトをもとに、それぞれに当てはまるIT機器・サービスを説明した。

「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2011」で省エネ機器を展示

 例えばサーバーとストレージでは、今年6月に発表した気温40度でも動作する「Express5800シリーズ」と「iStorage Mシリーズ」を紹介。一般的なサーバーやストレージの動作環境が35度であるのに対し、40度でも動作可能にしたことでエアコン料金などを削減できる点などを訴えた。(木村剛士)