ネットワンシステムズ(吉野孝行社長)は、3月16日、大手外資系製薬企業の日本法人であるベーリンガーインゲルハイムジャパンの依頼に応じ、グループ企業の社員が利用するユニファイドコミュニケーション(UC)システムを仮想環境上で統合した。

 UC基盤として、ヴイエムウェア製の仮想化ソフトウェア「VMware vSphere」上で、シスコシステムズ製のサーバー「Cisco Unified Computing System」(Cisco UCS)を稼動することができる「UC on UCS(Unified Communications on Unified Computing System)」を構築した。

 ベーリンガーインゲルハイムジャパンでは、11年4月からの同社グループの新体制への移行に伴って、グループ企業間のUCシステム統合によるTCOの削減と業務の効率化を目指していた。この要件に対してネットワンシステムズが「UC on UCS」による構成を提案し、採用した。

 従来の物理サーバー上でUCシステムを稼働していた環境と比べて、ベーリンガーインゲルハイムジャパングループのサーバー台数を約73%減らし、保守費用も約60%削減した。また、グループで同一のUCシステムを導入したことで、相手の状況に合わせて最適なコミュニケーションツールが使用できる環境を整備。仮想環境のメリットを生かして、物理サーバーを追加することなくビジネス要件を短期間で実装することもできる。