ニュース

ネットワン、ベーリンガーインゲルハイム日本法人のUCシステムを仮想統合

2012/03/19 20:06

 ネットワンシステムズ(吉野孝行社長)は、3月16日、大手外資系製薬企業の日本法人であるベーリンガーインゲルハイムジャパンの依頼に応じ、グループ企業の社員が利用するユニファイドコミュニケーション(UC)システムを仮想環境上で統合した。

 UC基盤として、ヴイエムウェア製の仮想化ソフトウェア「VMware vSphere」上で、シスコシステムズ製のサーバー「Cisco Unified Computing System」(Cisco UCS)を稼動することができる「UC on UCS(Unified Communications on Unified Computing System)」を構築した。

 ベーリンガーインゲルハイムジャパンでは、11年4月からの同社グループの新体制への移行に伴って、グループ企業間のUCシステム統合によるTCOの削減と業務の効率化を目指していた。この要件に対してネットワンシステムズが「UC on UCS」による構成を提案し、採用した。

 従来の物理サーバー上でUCシステムを稼働していた環境と比べて、ベーリンガーインゲルハイムジャパングループのサーバー台数を約73%減らし、保守費用も約60%削減した。また、グループで同一のUCシステムを導入したことで、相手の状況に合わせて最適なコミュニケーションツールが使用できる環境を整備。仮想環境のメリットを生かして、物理サーバーを追加することなくビジネス要件を短期間で実装することもできる。
  • 1

関連記事

ネットワン、高集積度・省電力・省スペースを実現した新Xeonサーバー

ネットワンシステムズ、SGシステムの物流サービスのクラウド基盤を構築

ネットワン、「北海道公立学校校務支援システム」のクラウド基盤を構築

ネットワンシステムズ、東京と大阪で遠隔バックアップシステムを構築

ネットワンシステムズ、弘前大学のプライベートクラウドを構築

外部リンク

ネットワンシステムズ=http://www.netone.co.jp/

週刊BCN特別連載企画
「パートナーと伴奏し、新たな価値を共創するネットワールド」

連載第1回 トップに聞くビジネス戦略とパートナー支援

× こちらから>>

連載第2回 オンプレミスの知見を生かした「クラウド移行の最適解」

× こちらから>>

連載第3回 複雑なセキュリティに対し充実したサポートと検証環境を用意、今後はAI保護に注力

× こちらから>>

連載第4回 AIビジネスの立ち上げを支援 企業独自のデータを取り込み課題を解決

× こちらから>>