ニュース

IDC Japan、国内クライアント仮想化市場調査、16年の導入率は46.6%に

2012/06/07 10:49

 IDC Japan(竹内正人代表取締役)は、6月7日、2011年下期(7月~12月)に行った調査をもとに、国内クライアント仮想化ソリューション市場の分析結果を発表した。

 2011年の市場規模は、前年比31.7%増の2493億円。2012年には49.5%増の3728億円に拡大すると予測した。また、2011年~2016年の年間平均成長率(CAGR)は25.3%で、16年には7715億円になるとした。

 仮想化導入率を分析・予測したデータでは、2011年の法人向けクライアント端末の仮想化導入率は16.6%で、2012年には20.6%に上昇。2016年には46.6%に到達するという。

 また、クライアント仮想化ソフトの出荷ライセンス数は、2011年は前年比27.6%増の94万ライセンス。2012年には44.9%増の136万ライセンスになり、2016年には302万ライセンスまで増加すると予測している。

 成長の主な根拠として、Windows XP搭載パソコンのリプレース需要を挙げている。2014年にWindows XPのサポートが終わることを見越して、端末を買い替えるユーザー企業・団体が急増。仮想化に取り組むユーザーも増加するとみている。(木村剛士)

国内クライアント仮想化ソリューション市場のソリューション別売上額の実績・予測
  • 1

関連記事

日本でVDIが普及する理由

IDC Japan、2013年の中国IT市場は1730億ドル、初めて日本を上回る

IDC Japan、国内パブリッククラウド市場を調査、11年は前年比45.9%増の662億円に

IDC Japan、国内クラウド向けソフト市場を調査、16年まで高成長を維持

外部リンク

IDC Japan=http://www.idcjapan.co.jp/top.html

週刊BCN特別連載企画
「パートナーと伴奏し、新たな価値を共創するネットワールド」

連載第1回 トップに聞くビジネス戦略とパートナー支援

× こちらから>>

連載第2回 オンプレミスの知見を生かした「クラウド移行の最適解」

× こちらから>>

連載第3回 複雑なセキュリティに対し充実したサポートと検証環境を用意、今後はAI保護に注力

× こちらから>>

連載第4回 AIビジネスの立ち上げを支援 企業独自のデータを取り込み課題を解決

× こちらから>>

連載第5回:先進製品の取り扱いやソフトのクラウド販売を支援

× こちらから>>