ニュース

KMSI、モバイル対応BI「Yellowfin」でプレゼンテーション機能を強化

2012/12/19 18:26

 京セラ丸善システムインテグレーション(KMSI、鈴木幹夫社長)は、モバイル対応BI(ビジネスインテリジェンス)ツールの最新版「Yellowfin(イエローフィン)」のプレゼンテーション機能を強化した。

 プレゼンテーション機能は、Microsoftの「PowerPoint」のような表現力をもたせたもので、ユーザー企業の営業担当者など、「データ分析とは直接関係のないユーザーでもBIを日常的に使う機会を増やす」(豪Yellowfin社のグレン・ラビー社長)ために開発した。

豪Yellowfin社のグレン・ラビー社長

 新たに開発したプレゼンテーション機能は、参照したデータをもとにチャート図などのプレゼンテーション資料を簡単に作成できる。データはBIデータから直接引用されるので、常に最新のデータが反映されるとともに、必要であれば元データまでさかのぼって参照することもできる。写真や画像などを外部から取り込んで織り交ぜるなど、一般のプレゼンテーションソフトとしての機能ももつ。

 BIを使いこなすには高度な専門知識が必要とされ、実際に多くのBIソフトユーザーはデータ分析を専門に行う担当者である場合が多い。しかし、「Yellowfin」は業界に先駆けてスマートデバイスをはじめとするモバイル端末に対応することで、マーケティングや営業担当者が外出先でもBIデータを手軽に参照できるようにしてきた。

 KMSIは、「Yellowfin」のターゲットユーザーの広がりを受けて、国内での「Yellowfin」の拡販に一段と弾みをつけ、今後1年間のライセンス販売ベースで3億円の売り上げを目指す。
  • 1

関連記事

Yellowfin CEO グレン・ラビー

Yellowfin ビジネスの現場向けBIを投入 今期は世界売り上げ40%増に

KMSI、モバイル対応BIツール「Yellowfin」のiPhoneアプリケーションを刷新

京セラコミュニケーションシステム(KCCS) 社長 佐々木節夫

KCCS、MOTEXを11月に完全子会社化

外部リンク

京セラ丸善システムインテグレーション=http://www.kmsi.co.jp/kmsi/

Yellowfin=http://www.japan.yellowfin.bi/

週刊BCN特別連載企画
「パートナーと伴奏し、新たな価値を共創するネットワールド」

連載第1回 トップに聞くビジネス戦略とパートナー支援

× こちらから>>

連載第2回 オンプレミスの知見を生かした「クラウド移行の最適解」

× こちらから>>

連載第3回 複雑なセキュリティに対し充実したサポートと検証環境を用意、今後はAI保護に注力

× こちらから>>

連載第4回 AIビジネスの立ち上げを支援 企業独自のデータを取り込み課題を解決

× こちらから>>