NEC(遠藤信博社長)は、ハードウェアやソフトウェアを組み合わせて提供する垂直統合型プラットフォームの製品群「NEC Solution Platforms」を、6月に発売する。3年後の販売目標に500億円を掲げ、うち7割を国内で、3割を海外で稼ぐ計画だ。

 クラウド構築用の基盤として、導入時間を短縮する垂直統合型システムの投入が相次いでいる。昨年、オラクルやIBMなどの海外勢に加え、日立製作所と富士通も市場に参入した。後発となるNECは、「国内外で高いシェアをもつPBX(構内交換機)を統合し、ネットワーク領域を攻めていく」(庄司信一常務)ことで差異化を図る。

 ラインアップは、運用管理ミドルウェアまで提供する「Cloud Platform Suite」、実行環境ミドルウェアを統合する「Data Platform Suite」、さらに業務アプリケーションのレイヤーを含む「Application Platform Suite」の3製品10モデル。今後もラインアップを増やし、「大手から中小規模の企業まで、広い範囲をカバーする」(庄司常務)。

 直販のほか、間接販売も展開。5月に、販売パートナーのアプリケーションとNECのハードウェアを組み合わせた製品の検証作業を支援する「Application Platform for Partners パートナー支援センター」を東京に開設する。さらに、パートナーのアプリケーションをNECの工場でインストールして出荷する「パッケージ組込出荷サービス」も提供する。

 NECは、日本オラクルが展開する垂直統合型データベース(DB)マシン「Exadata」の有力販社でもある。庄司常務は、「『Exadata』は新規顧客を開拓する商材として位置づけている。『NEC Solution Platforms』は、既存のお客様を中心に提供したい」と、それぞれターゲットを定めて展開する方針を示した。(ゼンフ ミシャ)

4月1日付けで新設した「システムプラットフォームビジネスユニット」を率いる庄司信一執行役員常務。4月3日、記者会見で「NEC Solution Platforms」を紹介した