アイキューブドシステムズ(佐々木勉代表取締役)は、6月11日、MDM(モバイルデバイス管理)サービス「CLOMO MDM Zero」の提供を開始した。100デバイスあたり1年間で1万9800円という低価格を武器に、中小企業を中心に新規顧客を開拓。販社として獲得した3社を経由して、今年12月までに5000社のユーザー企業への納入を目指している。

山崎隆弘 課長
 「CLOMO MDM Zero」は、デバイスを紛失したときに、遠隔からデータを初期化するほか、起動のロック、位置情報の検知、パスコードの強制解除など、MDMに必要最小限の機能を盛り込んだサービスだ。中小企業や大企業の部門単位などをユーザー対象としており、「扱いやすさを追求して、余計な機能は省いた。手軽に導入してもらうことを念頭に置いた」(山崎隆弘・マーケティング本部ブランドマーケティングチーム課長)としている。

 販社には、モバイル端末とセットで販売するソフトバンクBB、文教市場を中心にユーザーを増やすダイワボウ情報システム、サービスの提供を切り口に需要を開拓するソラニワの3社が名乗りを上げている。しかも、3社ともディストリビュータとしてリセラーを確保しているので、山崎課長は「全国規模で拡販を図ることができる」と期待を寄せている。

 同社では、「Zero」のセキュリティ機能に加えて資産管理やアプリケーション管理など管理面などの機能も搭載した「CLOMO MDM」を2010年11月から提供。「CLOMO MDM」は、今年6月末の時点で大手企業を中心に5500社程度、約30万ライセンスにまでユーザーを拡大した。「スモールスタートでZeroを提案し、ユーザー企業から機能を充実させたいという要望が出た際にCLOMO MDMの導入を促すことにも取り組んでいく」という。今年12月末の時点でZeroのユーザー企業として5000社を見込んでおり、「CLOMO MDM」のユーザー企業をさらに増やす基盤も整うことになる。(佐相彰彦)