アルプスシステムインテグレーション（ALSI、麻地徳男社長）は、7月10日から9月30日まで、家庭のパソコンで使用するウェブフィルタリングソフトを希望者に無償で提供する。子どもたちが夏休み期間中に自宅のパソコンでインターネットの有害情報によるトラブルに巻き込まれることを防ぐために、ALSIが04年から毎年行っているもので、今年で10年目。

　夏休み中は、自宅のパソコンで自由研究やレジャー情報の検索など、子どもがインターネットを利用する機会が多くなる。とくに最近は、ネットに接続したまま遊ぶゲームや、ソーシャルネットワーキングサービス（SNS）など、便利で楽しい情報交流サービスも増え、子どもたちのネット利用も多様化している。また、巧妙な詐欺サイトや、禁止薬物、不正ソフトなど、違法、危険、不適切なサイトも、1日3～4万件という膨大な量で増えており、子どもだけではなく、保護者も注意が必要だ。

　また、公職選挙法の改正により13年の夏の参議院選挙から、インターネットを利用した選挙運動（ネット選挙）が解禁となった。未成年者（年齢満20歳未満）は選挙運動は法律で禁止されているなど、注意しなければならない点は多い。

　ALSIは、今年も夏休み期間限定で家庭向けフィルタリングソフト「InterSafe Personal」を無償で提供し、インターネット上のトラブルや違法行為から子どもを守る。ネット選挙の禁止事項については、掲示板やSNSなどへの書き込み規制や、動画共有サイトへのアップロード禁止などに対応している。