三井情報(MKI、齋藤正記社長)は、7月10日、メタボローム解析に用いる脂質同定ソフトウェア「Lipid Search」について、総合科学サービス大手の米サーモフィッシャーグループを通じて海外で販売すると発表した。サーモフィッシャーグループの販路を活用して、欧米を中心に「Lipid Search」を販売し、これを足がかりにバイオインフォマティクス事業の海外展開を拡大していく。

 遺伝子を対象とするゲノム解析やタンパク質を対象とするプロテオーム解析は早くから研究が進み、解析ソフトウェアなどのツールも豊富に存在しているが、脂質や糖、アミノ酸などの代謝物を対象とするメタボローム解析は発展途上にあり、ツール開発が望まれていた。

 MKIは、東京大学大学院医学系研究科の田口良特任教授(現中部大学生命健康科学部教授)と共同で、代謝物の一つである脂質を同定するソフトウェア「Lipid Search」を開発。10年から国内で製薬会社や食品メーカー、大学などに販売してきたが、海外でもニーズのあるソフトウェアと判断し、サーモフィッシャーグループを通じて海外販売を開始することになった。

 MKIは、これを機にサーモフィッシャーグループとの提携関係を深め、バイオインフォマティクス事業の海外展開を拡大していく。