東芝ソリューション(河井信三社長)は、9月17日、組込みソフトウェアを開発している顧客向けに実機レスシミュレータの新版「VisualSpec for Embedded V1.5」の販売を開始すると発表した。

 「V1.5」は、組込みソフトウェアの最悪実行時間(WCET)解析機能を新たに追加。組込みソフトウェアのソースコードを解析し、最長になる場合の実行時間とそのときの状態(実行パス、分岐条件、入力条件)を把握することができる。解析には静的解析手法を採用し、動的解析のように入力パターン作成を必要とせず、簡単に解析することができる。

 解析対象の指定は、関数一覧のなかから関数を選択するだけ。WCETは、指定した関数と、指定した関数から呼び出される関数を網羅して解析を実行する。関数を指定して解析を実行するだけで、WCETを計測することができる。また、より精度の高いWCETを計測するために、初期値や分岐条件変数の値を入力し、実行パスを特定して計測することができる。

 税別価格は、WCET解析機能単体と追加マイコン一種(1年間タームライセンス)で、150万円(1年ごとの継続更新が必要。保守費用込み)、WCET解析機能単体と追加マイコン一種(永久ライセンス)で、300万円、保守が45万円(1年ごとの更新が必要)、実機レスシミュレータ(SWデバッグ向け、1年間タームライセンス)が120万円(1年ごとの継続更新が必要、保守費用込み)。東芝ソリューションは、自動車や産業機器の製造業の顧客を中心に提供し、今後3年間でツールとサービスの販売で5億円の売上げを目指す。