NTTソフトウェア(NTTソフト、山田伸一社長)は、クラウドストレージサービスに安全にデータを保存することで、企業のストレージコストの削減や利便性を向上する「TrustBind/Hybrid Storage」を、4月1日に発売する。

 社内ストレージと変わらない使い勝手でクラウドストレージへのファイル保存を安全に行うことができるソリューション。クラウドストレージ利用時の課題をトータルに解決することによって、低コストのクラウドストレージを容易に活用できるようになる。

 単独では意味のない断片データに分割する「秘密分散技術」を採用しているので、第三者がストレージのデータを閲覧しても情報が漏えいすることはない。また、インターネットを利用したデータ転送時も、特別な暗号化の必要がなく、さらに、暗号鍵を用いない方式なので、手間のかかる鍵の管理の必要もない。「秘密分散技術」には、NTTセキュアプラットフォーム研究所の技術を応用している。

 リスク分散の観点から、特定の事業者に依存せず、複数事業者のクラウドストレージを選択して分散保存することができる。さらに、社内ストレージも分散保存先の一つとして利用できるので、利用企業は任意の構成でファイルストレージシステムを構築できる。また、定期的なデータチェックで、各ロケーションでのデータの改ざん・消失の疑いがあった際に自動でデータ復旧をすることもできる。

 このほか、データ保存先を複数ロケーションに分散することで、災害やデータ消失が起きても残りのロケーション(2か所以上)のデータから元データを復元することができる。

 参考価格は、1年間で10TBのデータを3分割し、3事業者に分散保存した場合、年額360万円(パッケージ、ハードウェア、クラウドストレージ)。一括導入プランも選択できる。NTTソフトウェアは、今後3年間で5億円の売上げを見込んでいる。