ニュース

NTTソフト、クラウドストレージに安全にデータを保存するソリューション

2014/03/26 18:45

 NTTソフトウェア(NTTソフト、山田伸一社長)は、クラウドストレージサービスに安全にデータを保存することで、企業のストレージコストの削減や利便性を向上する「TrustBind/Hybrid Storage」を、4月1日に発売する。

 社内ストレージと変わらない使い勝手でクラウドストレージへのファイル保存を安全に行うことができるソリューション。クラウドストレージ利用時の課題をトータルに解決することによって、低コストのクラウドストレージを容易に活用できるようになる。

 単独では意味のない断片データに分割する「秘密分散技術」を採用しているので、第三者がストレージのデータを閲覧しても情報が漏えいすることはない。また、インターネットを利用したデータ転送時も、特別な暗号化の必要がなく、さらに、暗号鍵を用いない方式なので、手間のかかる鍵の管理の必要もない。「秘密分散技術」には、NTTセキュアプラットフォーム研究所の技術を応用している。

 リスク分散の観点から、特定の事業者に依存せず、複数事業者のクラウドストレージを選択して分散保存することができる。さらに、社内ストレージも分散保存先の一つとして利用できるので、利用企業は任意の構成でファイルストレージシステムを構築できる。また、定期的なデータチェックで、各ロケーションでのデータの改ざん・消失の疑いがあった際に自動でデータ復旧をすることもできる。

 このほか、データ保存先を複数ロケーションに分散することで、災害やデータ消失が起きても残りのロケーション(2か所以上)のデータから元データを復元することができる。

 参考価格は、1年間で10TBのデータを3分割し、3事業者に分散保存した場合、年額360万円(パッケージ、ハードウェア、クラウドストレージ)。一括導入プランも選択できる。NTTソフトウェアは、今後3年間で5億円の売上げを見込んでいる。
  • 1

関連記事

NTTソフト、スマートフォンセキュリティソリューションの新バージョン

NTTソフト、クラウドとビッグデータ分野の強化に向けた新体制、4月1日始動

NTTソフト、企業向けクラウド・セキュリティ製品がSalesforce1に対応

NTTソフト、「CipherCraft/Mail標的型メール対策」をリニューアル

NTTソフトウェア、ISO27001の改訂対応を支援するサービス

外部リンク

NTTソフトウェア=http://www.ntts.co.jp/

週刊BCN特別連載企画
「パートナーと伴奏し、新たな価値を共創するネットワールド」

連載第1回 トップに聞くビジネス戦略とパートナー支援

× こちらから>>

連載第2回 オンプレミスの知見を生かした「クラウド移行の最適解」

× こちらから>>

連載第3回 複雑なセキュリティに対し充実したサポートと検証環境を用意、今後はAI保護に注力

× こちらから>>

連載第4回 AIビジネスの立ち上げを支援 企業独自のデータを取り込み課題を解決

× こちらから>>

連載第5回:先進製品の取り扱いやソフトのクラウド販売を支援

× こちらから>>