日立製作所(日立、東原敏昭社長兼COO)と日立システムズ(高橋直也社長)は、「ストレージの仮想化技術の研究開発と実用化」というテーマで新技術開発財団が主催する「第46回市村産業賞」の「貢献賞」を受賞した。

 「市村産業賞」は、すぐれた国産技術を開発し、産業分野の発展に貢献・功績のあった技術開発者またはグループを表彰する制度で、独創的・画期的で世界的にみて高い水準にある技術、その技術の実用化で新たな産業分野の創生や市場の拡大に効果が顕著な技術、産業・社会の発展で先導的な役割を果たし、波及効果が大きく期待できる技術が対象。今年は市村産業賞1件、功績賞1件、貢献賞5件が選出された。

 日立は、急増するデータを安全で効率よく格納する技術として「ストレージ仮想化技術」にいち早く着目。10年余りの研究開発で、世界で初めて3段階のストレージ仮想化技術(ストレージボリュームの仮想化、ボリューム容量の仮想化、記憶階層の仮想化)を開発・実用化した。今回の受賞は、一連の研究開発活動が「ストレージの仮想化技術の研究開発と実用化」として評価されたもの。

 「ストレージ仮想化技術」は、顧客の記憶媒体購入コストを大幅に削減し、幅広い企業へのエンタープライズストレージの導入を容易にした。世界中の企業のデータ利活用を支え、ビッグデータの活用によるさらなる産業の活性化に貢献する。

 日立は今後も、ストレージをはじめとするITプラットフォーム技術・製品の開発・展開を強化し、迅速なデータ活用による新たな価値創出を支援していく。