米クラウディアンホールディングスインク(クラウディアン、マイケル・ツォーCEO)は、7月3日、総額2400万USドルの新ラウンドを実施し、産業革新機構(INCJ、能見公一社長)、Fidelity Growth Partners Japan(デービッド・ミルスタイン代表)、インテルコーポレーションがグローバルに展開する投資部門インテルキャピタルが出資を決定したと発表した。

 クラウディアンは、日本、米国、中国の3拠点で事業を展開するベンチャー企業で、大量データを多数の汎用サーバーで分散処理するクラウドオブジェクトストレージを構築・運用するソフトウェア製品「Cloudian HyperStore」を開発・販売している。日本ではニフティ、NTTコミュニケーションズ、NTT東日本をはじめ、国内外のパブリッククラウド、プライベートクラウド、エンタープライズITのストレージ基盤に採用されている。

 調達資金は、日本市場が育てた「Cloudian HyperStore」を本格的にグローバル展開するための販売体制の構築や販売促進活動、市場開拓推進に充てる。パブリッククラウドサービスに加え、プライベートクラウド、エンタープライズIT向けストレージ基盤、またそれらを使い分けるハイブリッドクラウドとして、企業などの顧客がより簡単に、高度に「Cloudian HyperStore」を利用できる機能の追加と製品開発が主な使途となる。

 さらに、ソフトウェア製品としての販売だけではなく、ハードウェアにあらかじめ「Cloudian HyperStore」をインストールし、最適なチューニングを施し、必要に応じて企業向けアプリケーションも組み込み提供するハードウェアアプライアンスによる製品展開も積極的に推進していく。