ヴイエムウェア(VMware、三木泰雄社長)とソフトバンクテレコム(孫 正義社長兼CEO)、ソフトバンクコマース&サービス(ソフトバンクC&S、溝口泰雄社長兼CEO)は、3社が共同出資で設立したヴイエムウェアヴイクラウドサービスを通じて、「VMware vCloud Air(vCloud Air)」のサービスの提供を日本国内向けに11月10日に開始する。

 「vCloud Air」は、7月に発表した「VMware vCloud Hybrid Service」の名称を変更して提供するプライベートクラウドとシームレスに連携する企業向けのハイブリッドクラウドサービス。仮想ネットワークやセキュリティコンポーネントを備え、単一の管理ツールを提供することで、仮想マシンの自由な移行やプライベートクラウドとパブリッククラウド間のスムーズなアプリケーション連携を実現する。

 VMwareのサーバー仮想化ソフト「VMware vSphere(vSphere)」を利用中の顧客は、既存システムの拡張リソースとして「vCloud Air」を活用できるだけでなく、「vCloud Air」上に構築した仮想マシンに一切の変更を加えることなくプライベートクラウドへ戻すこともできる。また、国内に加えてグローバルに展開している「vCloud Air」を導入することで、海外を含めた自社のITリソースを一元的に管理できるようになる。

 サービスは、市場で信頼を得ているVMwareのソリューションを使用し、VMwareが自社のノウハウを最大限活用し構築・運用するとともに、ソフトバンクグループが提供する国内有数のデータセンターから提供することで、安全性と信頼性、コンプライアンスを確保する。

 ソフトバンクテレコムは、これまで「VMware vCloud Datacenter Services」を提供してきた経験と実績を生かし、通信事業者ならではの充実したネットワークと多彩なICTサービスをVMwareのクラウドサービスと効果的に融合し、顧客の業務効率を高めるビジネス環境の実現をサポートする。

 ソフトバンクC&Sは、これまで蓄積してきたノウハウを活用し、約7000社以上のリセラーとともに販売を強化していく。また、VMwareの仮想化事業を推進するVMwareの認定ディストリビュータとアグリゲータとして、vExpertによる販売パートナー向けのハンズオントレーニングの提供、サードパーティソフトウェアベンダー向けのマーケットプレイスへの登録・拡充支援や、ネットワークベンダーとの協業によるキャンペーンなどを展開していく。

 基本サービスメニューの税別価格は、「仮想プライベートクラウドサービス」が月額11万385円から、「専有型クラウドサービス」が月額98万9319円から、「災害対策サービス」が月額9万1508円から。すべてのサービスに、コンピューティング(仮想CPUと仮想メモリ)、ストレージ、パブリックIPアドレス、プロダクションサポート、冗長性、高可用性、ファイアウォール、ロードバランシングが無償で組み込んでいる。