アイティフォー(東川清社長)は、11月6日、コンタクトセンターで声紋を利用した個人認証システム「ナイス・リアルタイム個人認証」を発売した。

 コンタクトセンターで全通話録音した音声データから、顧客の声紋情報を自動生成してデータベース化し、次回からは数秒間の自然な通話で個人認証するシステム。個人情報のやりとりによる認証が不要となることから、尋問の印象を与えず、顧客対応時間を大幅に短縮する。また、ブラックリストとの照合による不正対策や、重要顧客を即座に認識して対応できるなど、顧客満足度を向上する。

 用途は、本人かどうかを確かめる「本人確認」と不正コールによる被害を防ぐ「不正対策」。いずれも登録された声紋情報と照合することで一致、不一致を判定する。不正対策は、ブラックリストと照らし合わせることで要注意人物を特定する。要注意人物とは、過去の通話でなりすましなどの不正行為を働こうとした人物で、該当する通話にエージェントがチェックをつけることでブラックリスト化する。

 税別価格は一式5000万円から。銀行、保険、通販など、個人の特定を重視する企業を対象に、発売後1年間で10社からの受注を目指す。