日立ソリューションズ(佐久間嘉一郎社長)は、情報漏洩防止ソフト「秘文」のコンセプトを刷新し、製品体系を2015年春までに組み替える。これまでおよそ40種類の独立した製品の集合体だった「秘文」を、三つの製品カテゴリに集約。機密情報を「出さない」「放さない」「見せない」の三つに再編する。

 「秘文」は、これまで「エンドポイント」と「メール・Web」「クラウド・スマートデバイス」「ファイルサーバー」の四つのカテゴリで、およそ40種類の個々に独立した製品から成り立っていた。種類が多くなって、「ユーザーからもわかりにくいという指摘があり、三つに集約することを決めた」(日立ソリューションズの石原繁樹・プロダクトソリューション事業部事業部長)という。 

石原繁樹・プロダクトソリューション事業部事業部長

 情報の漏洩を防ぐために、情報を「出さない」「見せない」という考え方と、万が一、情報漏洩が起こった場合の漏洩拡大を防止する「放さない」という考え方にもとづいて、三つのカテゴリに集約する。 

「秘文」新コンセプトの概要

 「放さない」カテゴリの第一弾の新製品として、12月26日、「秘文 Data Protection」の販売を開始する。ファイルを失効させるデジタル著作権管理(DRM)機能は、従来の秘文にはなかった新しい機能だ。

 こうした取り組みによって、「秘文」を中心とした情報セキュリティ事業の売上高を、直近の約130億円から、2016年度に200億円へと拡大する。主な販売対象は、国内企業と海外に進出している日系企業。(安藤章司)