キヤノンシステムアンドサポート(キヤノンS&S、神野明彦社長)は、日本マイクロソフトの「Office 365」環境に特化したスマートデバイス向け情報セキュリティ構築サービス「いつでもリモートオフィス モバイルセキュリティパック」の提供を開始した。

 「Office 365」環境でのセキュリティに最適化したMDM(モバイル端末管理)サービス。スマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイス紛失時のデータ消去や、所属企業の管理対象外デバイスからのメールアクセス禁止、アプリケーション間でのデータ移動制御などができる。


 MDMには、米VMwareグループ「AirWatch」のSaaS型サービスを活用。キヤノンS&Sは、通常300余りあるMDMの設定項目のなかから、「Office 365」に必要な項目をあらかじめ設定し、「ユーザーは11のセキュリティ項目を決めるだけで運用ができる」(キヤノンS&Sの石井雄太・ITソリューション企画部クラウドビジネス企画課課長)よう、利便性を大幅に高めた。

キヤノンS&SITソリューション企画部クラウドビジネス企画課の石井雄太課長

 ユーザー企業ごとに設定した「Office 365」のサイトで、ダウンロードした「Office 365」や関連するアプリに限ってデータを扱うことができる。これはBYOD(私的デバイスの業務利用)を想定したもので、ユーザー個人のアプリやデータにまで制限をかけないようにするためだ。

 紛失時には、専用サイトからダウンロードした業務用途のアプリやデータだけを削除することができる。また、インターネットへのリンクは、通常とは異なる専用ブラウザを使って閲覧することで、「ユーザー個人のブラウザ閲覧履歴などが所属企業の管理対象にならないようにする」(石井課長)など、個人情報に十分に配慮している。(安藤章司)