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NECネッツエスアイ、「Customer's Fair 2015」開催、「2020」をICTで支える

2015/02/10 18:55

 ICT(情報通信技術)構築を手がけるNECネッツエスアイ(和田雅夫社長)は、技術やソリューションを披露する「Customer's Fair 2015」を、2月10日に東京・丸の内の東京国際フォーラムで開催した。東京五輪が開催される「2020(年)」を大きなテーマの一つに設定し、観光の活性化や街の安全を切り口とした商材をアピールした。

 多言語対応の観光案内アプリケーションやクラウド型の通訳サービスなど、個々の製品やサービスを組み合わせ、観光の活性化を促すソリューション群として展示。今後、これらをホテル運営の企業などに対して提案し、サービスを改善して、観光客を取り込むためのツールとして訴求する。同社は、2020年に向け、海外から日本を訪れる人が増えることを見込んでおり、言葉の壁を越えて、顧客ニーズにきめ細かく対応する「おもてなし」をICTで支える商材を揃えることで、事業拡大を図る。

「尋ねる」や「味わう・買う」など、項目ごとに観光客を支援するツールを届ける

AR(拡張現実)技術を活用し、モバイル端末の画面で観光名所をバーチャルツアーとして体感できるアプリケーションも用意

タブレット端末を使い、遠隔からカーテンを開けたり、閉めたりするためのインフラを、新設や改装が活発なホテルに売り込む

ネットワーク対応カメラや映像解析技術によって、スタジアムや駅、空港などの安全を高めるセキュリティの商材を紹介

防犯カメラや集音マイク、無線LANアクセスポイント、IPインターフォンなどを組み合わせた「防犯・情報ステーション」の商業化に取り組む

(ゼンフ ミシャ)
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外部リンク

NECネッツエスアイ=http://www.nesic.co.jp/