東陽テクニカ(五味勝社長)は、11月5日、認証ソリューションをグローバルに提供するKeypasco(本社・スウェーデン)と国内総代理店契約を締結し、独自の認証技術でインターネットバンキングの不正送金“ゼロ”を確立する「マルチファクター&2経路認証ソリューション」を16年1月に発売すると発表した。

経路認証の動作イメージ

 マルチファクター&2経路認証ソリューションは、ワンタイムパスワードとハードウェアトークンに代わり、インターネットバンキング利用者の利便性・安全性、銀行側の運用コスト低減の課題を解決するソリューション。“自分のユーザーIDとパスワードは、自分のモバイル端末からのみ機能”することを開発コンセプトにしており、(1)ユーザー固有認証情報(個人情報は含まない)(2)ユーザー端末デバイス認証(3)近距離通信端末(4)地理的位置情報(5)リスクマネジメント解析――の五つの認証要素を使って自分の端末からしか認証ができない環境を実現する。

 また、従来の認証方式では、利用者と銀行(銀行サーバー)間の認証経路(第一認証経路)のみだったが、マルチファクター&2経路認証ソリューションでは、利用者とKeypascoサーバー間の認証経路(第二認証経路)を設け、第一認証経路でセキュリティの脅威があっても、第二認証経路により安全性を担保する。

 税別価格は、年間600ー円から(1ライセンス:サブスクリプション方式の場合)。同社では、初年度1億5000万円の受注を目標にしている。