ニュース

東陽テクニカ、不正送金を防ぐマルチファクター&2経路認証ソリューション

2015/11/10 19:07

 東陽テクニカ(五味勝社長)は、11月5日、認証ソリューションをグローバルに提供するKeypasco(本社・スウェーデン)と国内総代理店契約を締結し、独自の認証技術でインターネットバンキングの不正送金“ゼロ”を確立する「マルチファクター&2経路認証ソリューション」を16年1月に発売すると発表した。

経路認証の動作イメージ

 マルチファクター&2経路認証ソリューションは、ワンタイムパスワードとハードウェアトークンに代わり、インターネットバンキング利用者の利便性・安全性、銀行側の運用コスト低減の課題を解決するソリューション。“自分のユーザーIDとパスワードは、自分のモバイル端末からのみ機能”することを開発コンセプトにしており、(1)ユーザー固有認証情報(個人情報は含まない)(2)ユーザー端末デバイス認証(3)近距離通信端末(4)地理的位置情報(5)リスクマネジメント解析――の五つの認証要素を使って自分の端末からしか認証ができない環境を実現する。

 また、従来の認証方式では、利用者と銀行(銀行サーバー)間の認証経路(第一認証経路)のみだったが、マルチファクター&2経路認証ソリューションでは、利用者とKeypascoサーバー間の認証経路(第二認証経路)を設け、第一認証経路でセキュリティの脅威があっても、第二認証経路により安全性を担保する。

 税別価格は、年間600ー円から(1ライセンス:サブスクリプション方式の場合)。同社では、初年度1億5000万円の受注を目標にしている。
  • 1

関連記事

東陽テクニカとパステル・ネット、@benchmarkで「PA-500」のテストを公開

セキュアブレイン、ソニー銀行が「PhishWallクライアントレス」を採用

セキュアブレイン、不正送金対策ソリューションで日立システムズと協業

日立ソリューションズ、ジャパンネット銀行の外貨預金システムを構築

外部リンク

東陽テクニカ=http://www.toyo.co.jp/

週刊BCN特別連載企画
「パートナーと伴奏し、新たな価値を共創するネットワールド」

連載第1回 トップに聞くビジネス戦略とパートナー支援

× こちらから>>

連載第2回 オンプレミスの知見を生かした「クラウド移行の最適解」

× こちらから>>

連載第3回 複雑なセキュリティに対し充実したサポートと検証環境を用意、今後はAI保護に注力

× こちらから>>

連載第4回 AIビジネスの立ち上げを支援 企業独自のデータを取り込み課題を解決

× こちらから>>

連載第5回:先進製品の取り扱いやソフトのクラウド販売を支援

× こちらから>>