ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO、石坂信也社長)と富士通マーケティング(広瀬敏男社長)は、共創ビジネスの取り組みの中で、スイング映像などから骨格情報をAI(人工知能)により検出・推定し、スイング中の体の動きを3Dモデリングするシステム「スイングアバター」を開発した。


 GDOは、ウェブコンテンツを充実させるため、コンテンツ上での比較表現の一形態として、映像や画像の自動解析によるスイングのCG化を模索していた。しかし、既出の技術や仕組みでは、運用・仕様面に課題があった。そこで、富士通マーケティングと「スイングアバター」の開発に着手した。

 「スイングアバター」は、富士通の「AIゴルフスイング解析システム」をベースに、ゴルフスイング独特の動きや背景などの要素を数多くの映像や画像サンプルを用いてAIに学習させ、独自の骨格推定プログラムをシステム化したもの。
 
2方向の映像から3D映像を作成

 従来の3Dモデリングシステムは、センサーやマーカーを体に取りつけるものが主流だったが、「スイングアバター」ではスマートフォンなどで撮影された2方向の映像などから、3D骨格推定をAIが行い、3D映像を作成できる。
 
「スイングアバター」によってあらゆる角度からスイングを
確認できる

 スイング中の体の動きを「スイングアバター」化することで、プレーヤーの体格など、外見や性別に左右されることなく、純粋に体の動きを確認・比較することができるため、有名プロのスイングとの比較もわかりやすくなる。また、あらゆる角度から、あらゆる瞬間のスイングフォームを見ることができるため、物理的に不可能であったプレーヤーの真下や真上・飛球線方向からなどからもスイングを確認できる。

 今後、GDOはツアープロをはじめとしたゴルファーのスイング中の体の動きを、映像や連続写真などを用いて「スイングアバター」化し、これまでになかった角度からの分析・研究によって、よりわかりやすいスイング解説やレッスンコンテンツを配信していく。