全国のベンダーに聞く ITビジネスの現在と未来

【全国のベンダーに聞く、ITビジネスの現在と未来5】ネクストウェア 顔認証とRPAのビジネスが堅調に推移

2023/05/26 09:00

週刊BCN 2023年05月22日vol.1969掲載

 大阪に本社を置くネクストウェアの顔認証プラットフォームや業務自動化ソフトのRPAを使ったビジネスが、堅調に推移している。顔認証したあとのアクションを自動化するのにRPAを役立てたり、取得したデータ活用に持ち前のデータベース技術を組み合わせたりすることで、データを起点としたユーザー企業の新規事業の創出を支援。顔認証とRPA、データ活用を巧みにつなぎ合わせた特色あるビジネスを推進している。また、子会社のOSK日本歌劇団ではライブビューイングなどITを駆使したコンテンツ配信に力を入れることで収益力を強化している。
(取材・文/安藤章司)

生産性重視へと働き方が変わる

――コロナ禍の約3年間でビジネスはどう変わったか。

 社会全体のデジタル化の勢いが増したのと並行して、当社自身の働き方も大きく変わった。当社グループの従業員約220人のうち、東京と名古屋の拠点に60人ずつ配置しているが、東京オフィスに勤める従業員の実に7割がリモートワークを実践するようになった。勤務場所と時間の制約を取り払うことで、2023年4月1日から人事評価の仕方も労働生産性をより重視するようにした。柔軟性が高く効率的な働き方の実践と報酬が連動しやすい仕組みに変えている。

――リモートワーク中心の働き方に移行するということか。

 基本的にはそうだが、本社はリモートワークを積極的に活用している割合が2割ほどで、リモートワークの活用度合いは東高西低の状態だ。名古屋オフィスも製造業の顧客先に出向いた現場作業の比率が高いこともあり、東京ほどリモートワークの比率は高くない。大阪や名古屋は、東京に比べて通勤ラッシュがそれほど過酷ではないことや、生活様式の違いからくるものと推測している。地域によって状況は異なるが、働き方の自由度を高めて労働生産性を重視していく方針に変わりはない。
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  • 顔認証とRPAを防災・防犯に役立てる
  • コンテンツ配信でピンチをチャンスに

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外部リンク

ネクストウェア=https://www.nextware.co.jp