先週、超大手グローバルIT企業のトップがIT産業の変わり目を印象づける言葉を口にしました。
発信者は、米IBMのサミュエル・パルミサーノ会長。「クライアント/サーバー(C/S)型システムとPCの時代は過ぎ去った」と語ったのです。米IBMは、先週、フロリダ州オーランドでビジネスパートナー向けの自社イベントを開催。その場での発言でした。
PC事業の売却を筆頭に、いつも大きな決断を他のIT企業の先陣を切って断行するリーダーが米IBM。その企業のトップがこう話したことに、潮目が変わる気配を感じます。クラウドが本当に主流になる、と。
このイベントでは、パルミサーノ氏の講演だけでなく、パートナーに対して米IBMのメッセージが多く発信されました。チャネルビジネス(間接販売)にフォーカスを当てるBCNにとっては、ネタの宝庫。『週刊BCN』編集長が現地に足を運び、取材しました。変化を感じていただければと思います。(木村剛士)
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IBMパルミサーノ会長「C/SとPCの時代は過ぎ去った」メールマガジン「Daily BCN Bizline 2011.2.21」より