最近、ICT(情報通信技術)を駆使して、交通を管理したり、流通の効率化を図ったりする都市向けのスマートなソリューションが注目を浴びています。しかしICTの活用領域は、都市だけではありません。野菜や果物の栽培をはじめとした農業も、これから可能性が大きい分野になってきそうです。
先日、富士通は、和歌山県有田市の早和果樹園と提携してミカン栽培へのICT活用に関する実証実験を開始しました。センサなどを使って園地の気温や降水量、土壌温度などを計り、情報を分析し、生産性の向上を目指す“スマート果樹園”です。
この実験は、農業支援を切り口にしたPR活動の一環ではありますが、富士通の新しい分野への開拓意欲がうかがえます。(ゼンフ ミシャ)
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早和果樹園と富士通、ICTを活用したミカン栽培の実証実験を実施メールマガジン「Daily BCN Bizline 2011.7.13」より