今日のひとことWeb版

これはいける! 日立のストレージ

2011/11/21 15:26

 日立製作所が満を持して投入した仮想ファイルプラットフォーム「Hitachi Virtual File Platform(VFP)」。中堅・中小企業(SMB)向けのNAS製品ですが、取材をしながら、正直、「これはいける!」と、担当者の方に言ってしまったのを記憶しています。

 なぜなのか。いま、企業内データは増大の一方です。このデータが増えるのに比例してNASを購入するという「部門最適」になっているのが現状です。シリーズのうち「VFP50」は価格が100万円を切ります。それでいて、拠点や部門などのエッジサイドに「VFP50」などを設置すれば、そこに保存したデータはWANを介して自動的にデータセンター側にあるストレージ装置にバックアップされます。「部門最適」の一面を保ちつつも、一度データを入れれば、クラウドに蓄積されて「全体最適」ができてしまうんです。

 顧客であるユーザー企業のシステム環境と運用効率のよいクラウドの特性を生かした安価なストレージ。いいとこ取りをした製品ですが、一過性の製品ではなく、この仕組みはデファクトになってくるでしょうし、その先陣を切った日立の技術力には敬意を表します。ただ、日立はSMBのチャネル戦略があまり得意ではありません。この流通さえ、しっかり構築できれば、売れる製品になるでしょう。(谷畑良胤)

【記事はこちら】
日立製作所 100万円切るNASをSMB向けに投入 パートナーは容易にクラウドの提供が可能に
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2011.11.21」より
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