今日のひとことWeb版

営業攻勢をかけるベトナム

2014/01/09 15:26

 ベトナムのソフトウェア業界が、日本での受注活動を活発に行っています。2014年は、2月と5月に日本でセミナーを開催し、日越のソフトウェア業界有志で開くベトナムでのビジネスマッチングを6月開催の方向で調整中。10月には、日本からも多数のベンダーが参加するアジア・オセアニアコンピュータ産業機構(ASOCIO)の会合がハノイで開かれる予定――といった具合です。

 2011年以来、日中政治摩擦の影響で一時中断している中国のソフトウェア業界団体と、日本の情報サービス産業協会(JISA)との定期懇談会とは対照的。JISAの関係者は「2014年は、なんとか中国との定期懇談会を再開したいのだが…」と、言葉少なです。

 ベトナムの動きは、中国の人件費高騰で苦しむ日本のソフトウェア開発ベンダーをメインターゲットにしたもので、「価格競争力と勤勉さを武器に、営業攻勢がすさまじい」(日系SIer幹部)とのこと。1月7日、都内で開かれたJISAの新年賀詞交歓会には、ベトナム最大手のFPTソフトウェアの日本法人幹部が参加していて、噂を聞きつけた日本のソフト開発ベンダー関係者に取り囲まれる人気ぶりでした。

 実際問題として、中国の沿岸部大都市での従来型対日オフショアソフト開発は、価格面でもはや限界に来つつあり、中国の地方内陸部へと移りつつあります。2014年は、これと同時進行で、ベトナムへの移行が急ピッチで進む年になりそうです。(安藤章司)

【FPTソフトウェア記事はこちら】
FPTソフトウェア 社長 グエン・タン・ラム 日本のお客様と共に成長する
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2014.1.9」より
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