「18、7、3……」。この数字は、世界のGDPに占める日本の比率です。1994年のピーク時には約18%あったそうですが、その後の世界経済の成長もあって、直近では約7%、さらに新興国が成長することで、近い将来、3%未満になることが見込まれているそうです。
先週、都内で開催されたNTTデータの「Innovation Conference 2014」では、外交評論家の岡本行夫MIT国際研究センターシニアフェローが、「GDPの大きさや伸び率は、その国や地域の購買力と密接に関わっている」として、「将来、国内市場は世界の数%を占めるに過ぎなくなる」と、成長著しいグローバル市場への進出がいかに大切かを説いていました。
日本の情報サービス産業は、本来ならアジア最大の市場である中国でビジネスを伸ばしているはずだったのですが、政治の動向や競争力の差など、さまざまな障壁によって苦戦しているのが現状です。それでも、先進的なSIerは、ASEANや中南米などの成長市場へと果敢に進出しています。世界に占める日本のGDP構成比のような縮小均衡にならないよう、努めたいものです。(安藤章司)
【岡本行夫先生へのインタビューはこちら】
<新春特別インタビュー>情報サービス業 海外ビジネスは「成長の柱」 増大するリスクをどう回避すべきかメールマガジン「Daily BCN Bizline 2014.1.30」より