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“祝・MRJ初飛行”、SIerにも恩恵

2015/11/12 15:26

 三菱航空機の国産初のジェット旅客機「MRJ」が、見事、初飛行しました。同機の“離陸”は、地元・名古屋地域への経済波及効果も少なからぬものがあるといいます。

 名古屋で創業したエンジニア派遣のメイテックは、地の利もあって三菱航空機向けの仕事が急増。この上期は、メイテックの大口顧客ランキングのトップテン入りを果たしています。

 初飛行の段階までくると、エンジニアが必要となる研究開発や設計のフェーズはほぼ終わっているため、「当面はこれ以上(三菱航空機向けの仕事が)大きく伸びることは想定していない」(メイテックの國分秀世社長)と、控え目にみているとのこと。 とはいえ、「MRJ」が航空会社に納品され、実際の商用利用が始まると、次の改良機や新機種に向けた研究開発、設計が始まる可能性が高いと思われます。こうなるとエンジニア派遣へのニーズが再び高まり、ひいては名古屋地域への経済波及効果も、より一段と増すことが期待されます。

 旅客機というと、どうしても戦後初の国産旅客機「YS-11」の商業的な失敗が思い出されますが、何はさておき、過去の失敗を乗り越え、次につなげていくためにも、三菱航空機には追加受注をどんどんと増やしていってもらいたいものです。(安藤章司)

【記事はこちら】
SIerの経営戦略 現状維持か変革か──東京五輪後を見据えた施策が相次ぐ
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2015.11.12」より
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