この頃、「ワークスタイル変革」という言葉をよく聞くようになりました。企業の経営者の方に話を聞くと、社員の働き方の改革を意識している方が多いと感じます。IT機器・サービスをより効率的に利用すること、社員のワークライフバランスを確立することなど、手段や目的はそれぞれですが、最終的に想定するのは、社員一人ひとりの生産性を高め、より収益性の高いビジネスを行うという点では、共通しています。しかし、慣れ親しんだやり方を変えるというのは、なかなか一筋縄ではいかず、社員の意識改革がすんなりとはいっていないようすがうかがえました。

　一方で、サイボウズが先月開催した「cybozu.com カンファレンス 2015」では、従来の枠組みにとらわれない革新的な取り組みや働き方を実践している企業・団体の代表者が登壇し、取り組みへの思いを語りました。サイボウズ自身、画期的な働き方を導入していることで名高く、青野慶久社長は、このカンファレンスを通して、参加者たちに「変える覚悟、変わる覚悟」をもち、ともに社会を変えていくことを促しています。確かに、自分自身が変わろうと思わなければ何も変わりませんし、変えたいという強い思いが必要です。これまでのやり方を変えるためには、企業のトップだけでも、社員だけでもなく、みんなが強い覚悟をもたなければ、変革はなかなか進まないと考えさせられました。（前田幸慧）

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サイボウズ　cybozu.com カンファレンス 2015　クラウドで、社会を変えていく