今日のひとことWeb版

温泉サイネージにも対応

2016/05/25 15:26

 デジタルサイネージ市場が盛り上がっているとよくいわれます。従来、サイネージ関連製品は映像機器に分類されており、ディスプレイ機器やコンテンツを管理するシステムは専用の製品で占められていたようです。しかし、最近はAndroidなどのOSを搭載した高機能ディスプレイの低価格化が進み、ディスプレイにネットワークやUSBメモリを接続するだけで、ウェブページをつくる感覚で簡単にコンテンツを制作・配信できるシステムが登場。サイネージが映像機器からIT製品へと移り変わりつつあります。

 先日、ソニーのテレビ「ブラビア」でもサイネージ向けの提案を強化しているという話を聞いたのですが、説明の時にもらったカタログのなかに「硫化対策のご案内」という資料が入っていました。温泉施設でテレビを使うと、硫黄成分で部品が腐食し故障してしまうことがあるそうで、それに対してソニーでは、部品をコーティングすることで耐久性を高めるサービスを提供しているということでした。

 今後、旅館やリラクゼーション施設向けにサイネージやIoTソリューションの提案を考えているベンダーの方は、デバイスに「硫化対策」が可能かも要チェックのポイントになりそうです。(日高彰)

【記事はこちら】
ソニーマーケティング 「ブラビア」は決して高くない
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2016.5.25」より
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