今日のひとことWeb版

“脱「Excel経営」”に参戦!

2016/06/23 15:26

 SIerにとって、ソフト開発の効率化、自動化は「永遠のテーマ」といえるかと思います。仙台に本社を置く日立ソリューションズ東日本は、ソフトを手組みするのに比べてコストを半減、開発期間を3分の2に短縮できる業務アプリ構築の独自のプラットフォーム「AppSQUARE(アップスクエア)」の提供を始めました。

 AppSQUAREは、ユーザーが部門ごとに個別に開発していた業務アプリケーションや、Excelなどの表計算ソフトで管理していた情報を同一システム上に統合。“脱「Excel経営」”を標榜している点がポイントとなります。

 ソフト開発の効率化、自動化を巡っては、南米ウルグアイのGeneXus(ジェネクサス)を駆使するウイング (新潟)や、ノンプログラミングでウェブ対応の業務アプリ開発の「Wagby(ワグビィ)」を開発するジャスミンソフト(沖縄)など、先行する企業が多数存在。

 また、SIerでもNTTデータが率先して開発自動化ツールを自社のSI案件に活用したり、CAC Holdingsグループも自社開発の自動化ツール「AZAREA(アザレア)」の適用範囲を急ピッチで拡大させています。

 今回、日立ソリューションズ東日本も、この流れに加わったことで、SIビジネスにおけるソフト開発の効率化、ノンプログラミング化が一段と進展する勢いをみせています。(安藤章司)

【記事はこちら】
日立ソリューションズ東日本、業務アプリ構築プラットフォーム「AppSQUARE」を投入。脱「Excel経営」を支援
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2016.6.23」より
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